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1980年後半までは、持家取得は効率的な資産形成の手段

当時、「この家を今売れば1億円だ」などと父は高笑いしていたが、私は「売ったとしても他の不動産も高いから、結局トントンじゃないか?」と変に冷静になっていた記憶がある。当時、日本全体が超高景気に酔いしれていたが、1980年後半までに人生で一番脂の乗った時代を過ごした団塊の世代は、みんな家を2度、3度家を買い換えることができたとても良い時代を過ごすことができたのである。すべては政府の思惑通りであった。地価は、1990年代の初頭にバブルが崩壊するまでは、ほぼ一定してインフレが続き上昇し続けた。

(参考)
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持家取得は、多額のローンを負担しなければならないが、所得も年齢と同時に上昇し続けたし、インフレ経済のもとでは住宅ローン債務は実質的に減少する。さらに、ローン返済は資産形成に結びつくのと同時に、地価上昇によりキャピタルゲインもともなったため、持家取得は非常に効率的な資産形成の手段となっていったのだ。