いちばん気になるのが、「世間一般にどのくらいの婚約指輪を贈るものなのだろうか」ということのようです。これに対する答えは「人それぞれ、無理なく買える範囲で」というほかありません。世界最大のダイヤモンド・シンジケートであるデービアス社が「婚約指輪はお給料の三ヵ月分」というキャンペーンを始めたのは、一九八一年のこと。これが見事に功を奏して、婚約指輪といえば給料の三ヵ月分の値段と皆の頭に刻まれてしまったようです。「だったら、お給料の安い若いうちに婚約すれば婚約指輪も安上がりだね」なんてせこいことを言う男性もいますよね。実際のところはどうなのだろうか、とデパートや有名宝飾店の販売員の方に尋ねると「ダイヤモンドだったら三十万円から八十万円くらい」なんて、幅のある数字を出されてしまいます。こんなにピンからキリの数字を出されては目安になりませんが、どこもこのくらいの返事しか返ってきません。あるいは、ダイヤモンドの婚約指輪で最も売れている価格帯は、50〜60万円台で、有名ブランドのものになると百万円を超えるものもよく売れている(ダイヤモンド・インフォメーション・センター調べ)という数字も出ています。いずれにしても、婚約指輪は無理して高額のものを買っても、それによってこれからのふたりの生活にしわ寄せがくるようでは、贈られる女性だってあまりうれしくありません。人がどの程度の婚約指輪を買おうと関係ないこと。負担にならない予算をたてることが第一です。