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お忌みさんといわれる節在祭

神無月といわれる10月は、出雲では節在月。お忌みさんといわれる節在祭には、出雲神楽神代神楽、海潮神楽など、出雲地方で行われる神楽を正式には出雲神楽と呼ぶ。その源流は佐太神社に伝わる御座替祭で奉納される七座神事と、中国地方最古の伝統芸能のひとつで無形文化財でもある佐大神能だ。このとき行われる神楽の演目は、直面の採物舞である剣舞・満目など七曲の神事と、式三番に始まる磐石。日本武・八重垣などの十二段の神能で構成される。そして総勢15人くらいの囃子方と舞方により、夜を徹して奉納される。現在残る代表的なものは、大東町三王寺集落に伝わる。海潮神代神楽だ。それぞれ神代神楽の面をつける。須佐之男命、稲田姫、八俣の大蛇がテンポの早い奏楽に合わせて大蛇退治の場面を勇壮に演じる。9月27・28日の須我神社例祭には、この神代神楽が競演される。松江周辺の神々が集まるといわれている。かつてはこの期間中。一切の歌舞音曲・截縫をせず、月代も剃らないなどの風習かあった。また、秋祭りには中国地方最古の能神事、佐太神能が納奉される。また佐太神社近くには、野見宿禰と麻蹴速の相撲の行司をつとめたという伝承をもつ木村家がある。現在も行司が木村姓を踏襲するのは、この故事に従っているためだ。