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抽象化する方法

抽象化する方法の一つにコード化かある。これは、Aという字を伝送するときに、たとえば1・8・1・2といったコード(数値)に置き換えて送るという考え方だ。このAという文字をコード化した1・8・1・2という数値を、誰もが同じようにAと認識させるためには、そのA=1・8・1・2という情報を公開して、相手にも理解してもらう必要がある。これが、オープンコード化といわれるものだ。オープンコード化された情報を多くの人が採用し、それが標準化されると、情報を伝達するときに記号を送れば、その記号を読み取った側も同じ認知をし、元の情報に再変換してくれるようになる。日本で書いたメールを送って、アメリカでもそれが正しく表示されるというのは、文字コードがオープンコード化され、それが世界レベルで標準化されたからこそできることなのだ。データ伝送をおこなうさい、アナログ伝送は、基本的に送っているものが何であるかを意識していない。それに対してデジタル伝送の場合は、情報を記号化、コード化しているために、そこにある情報の意味、内容を理解して送っていると言える。デジタル方式が再現能力を持っているのは、その意味を理解しているからなのだ。アナログ方式のFAXは、紙に書かれた情報を音声信号に変換して相手に送っている。このため、送信時にノイズが混じれば、そのノイズが混じったまま相手に送られてしまう。一方、デジタル式FAXの場合は、AならばAと理解してAと送る。このため、ノイズが混じった場合でも、Aだと認識しているのでノイズの混じっていない状態を再現して相手側に送れるのである。こうしたコード化のレベル、記号化のレベルは時代とともに上がってきている。IPアドレスには、国籍や名前、グローバルな住所、誰が読んでも同じところを指す住所にあたる情報が組み込まれている。その情報を理解できるからこそ、どの国の、どのパソコンにでもデータを送ることができるのである。もしこのIPアドレスが標準化されず、ネットワークがその意味を理解できなければ、メールの送り先がどこだかわからないまま、結局は到着しないということになる。

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